売買堂が選ばれる理由

【京都市右京区】堂本印象などの本を買取りました。

買取品詳細

ジャンル


京都関連書籍、観光書、美術書、歴史書、人文系単行本


買取方法  出張買取


お住まい  京都府京都市右京区


最寄り駅  JR嵯峨嵐山駅


スタッフからのコメント

京都市右京区嵯峨にお住まいのお客様のご自宅へ、書籍の出張買取にお伺い致しました。

今回のお客様は、ご自宅の整理・片付けの際に出た、読まなくなった書籍を処分したいとのことで、お電話にて当店に買取査定のご連絡をくださいました。

お客様宅に到着後、買取希望の書籍の量を拝見したところ、かなりの量がございました。本棚や床には何冊もの本が重なっており、中には手つかずで包装されたままの本も多くありました。ジャンルとしては、京都関連書籍、観光書、美術書、歴史書、人文系単行本などがございました。

本の状態としては、ほとんどの物が基本的にイタミなども無く、良い状態でした。そのため、この点をプラス査定といたしました。その後、査定が終わりお客様に買取価格をご提示しましたところ、快諾をいただけました。お客様は、当初想定していた以上の金額とのことで、喜んでくださいました。こちらとしても嬉しいお取引となりました。

そんな今回の買取の中で、ご紹介したいお品は「堂本印象 創造への挑戦」です。淡交社より発行され、京都府立堂本印象美術館が編集した単行本です。

堂本印象は、1891年(明治24年)京都市生まれの日本画家です。帝室技芸員であり、日本芸術院会員でもありました。

1910年(明治43年)京都市立美術工芸学校を卒業後、しばらく西陣織の図案描きに従事していましたが、1918年(大正7年)、日本画家を志して京都市立絵画専門学校(現:京都市立芸術大学)に入学しました。翌1919年(大正8年)、初出展した「深草」が第1回帝展に入選しました。第3回展では「調鞠図」で特選、また、第6回展に出展した「華厳」では帝国美術院賞を受賞するなど第一級の日本画家として認められました。

1936年(昭和11年)京都市立絵画専門学校の教授に就任し、私塾東丘社の主宰者としても多くの後進を育成、1944年(昭和19年)、帝室技芸員となりました。
戦後は、独自の社会風俗画により日本画壇に刺激を与えました。1950年(昭和25年)、日本芸術院会員となり、さらに1955年(昭和30年)以降は抽象表現の世界に入り、その華麗な変遷は世界を驚かせました。多くの国際展にも招かれ、1961年(昭和36年)には文化勲章を受章しました。1966年(昭和41年)、自作を展示する堂本美術館を自らのデザインにより開館しました。

現在の京都府立堂本印象美術館は、日本画家・堂本印象の作品を収蔵し公開する美術館で、もともとは上記の堂本美術館を引き継いだものです。外観から内装まで全てが印象自らのデザインによるもので、印象は美術館を建てるにあたって、1952年(昭和27年)にヨーロッパで見学した宮殿や邸宅を用いた美術館を参考に、独自の美の可能性を追求したといいます。その後、1991年(平成3年)に建物と作品が京都府へ寄贈され、翌年1992年(平成4年)に京都府立堂本印象美術館として開館し、現在に至っています。

なお、美術館においては、定期的な展覧会を開催しつつ、特別企画展なども行い、様々なテーマで印象の作品を紹介しています。また、印象とゆかりのある作家の紹介や、他の美術館との共催による企画展なども行い、幅広い視点で美術作品を紹介しています。

堂本印象の芸術に触れたい方、ご興味を持たれた方は、深く掘り下げた情報も多い当該書物を一度読まれてみてはいかがでしょうか。

売買堂では、専門的な書籍から、発行から年数が経っている古書、美術書なども積極的に高価買取をしています!まずはお気軽にお問い合わせくださいませ