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専門書の買取についての比較考察【大型店と小型店の2形態】

「大学の研究で使用していた大量の専門書の処分に困っている。価値を理解して買ってくれるところはあるのだろうか?」

「かなり趣味の要素が強い古書籍や洋書などでも買い取ってくれるだろうか?」

「かなり古くて汚い本でも買い取ってくれるだろうか?」

とお考えの方はいらっしゃると思います。

専門書や学術書の買取りを行っているところとして、大きく二つの形態があります。それは「チェーン店型古本量販店」(大型店)と「従来の古書店」(小型店)です。どちらも、それぞれに営業の特徴があり、買取りについても得意分野などが有り、買取り金額に大きく違いが生じることも多いです。専門書を適切に処分したい、高く買い取ってもらいたい時に、どうすれば良いのでしょうか?

以下、ご紹介致します。

チェーン型古本量販店の特徴

チェーン型古本量販店の特徴としては、以下の4点が挙げられます。

①ホームセンターや大き目の飲食店等と同様に、幹線道路沿いに展開する「ロードサイド店」スタイルで、広めの駐車場を備えるなど、商圏を拡大している。

②面積の広い店舗に、清潔感のある一貫した現代風の店構えである。

③漫画や文庫本などの大量消費型一般書という「売れ線の本」に絞った品揃えで、短期間に多くの量をさばく様にしている。

④商品の売値としては、「定価の半額」「100円均一(税込み110円)」「ワゴンセール」など、マニュアルに沿った形での機械的な値段設定で、従来の古書籍の価値体系を揺るがす面もある。

従来の古書店の特徴

従来の古書店の特徴としては、以下の4点が挙げられます。

①都市部や大学近辺の学生街など、昼間人口が多く、交通利便が良い所にある場合が多い。

②古くからの建物であったり、個性的な店構えの古書店も多い。また、長らく地域に馴染んできた独特の雰囲気がある古書店も多い。

③各店舗によって、それぞれ専門系の得意分野があり、力を入れている事が多い。また、こういった古書店の場合、ある程度の固定客が付いていることも多い。

④商品の売値・買取値ともに「質」を求める傾向にある。たとえ古くても汚れていても内容が良ければ、適正な価格を付ける。良い物を不当に安く買い取ったり売ったりはせず、一点ずつしっかりと見極めるイメージがある。

チェーン型古本量販店と従来の古書店との比較考察

一般書ばかり揃えるチェーン型古本量販店と、専門書の取り扱いに力を入れている伝統的な従来の古書店とでは、図らずも扱う本の種類・客層という点で差別化がなされているとは思われます。

専門書を中心に取り扱う専門店の多い地域の古書店では、業者同士の取引・交換会などによって、それぞれの得意分野の本を意欲的に集めたりしています。いわゆる絶版になろうが、本の文化を継承していく装置としても機能しています。そのため今も昔も根本的なポリシーがあまり変わることがないと思われます。

しかし、この点、チェーン型古本量販店においては書籍に対して「消費財」レベルの認識しか無いかと思われることもしばしばあり、伝統的な古書店からはそのような声も聞こえてきます。

チェーン型古本量販店では、査定の際でも、キレイさなどで単純に本を評価される方式を採っているところもあり、絶版の希少価値がある本でも、少し表紙が破れていればゴミとして廃棄されてしまうかもしれません。少なくとも、資源を環流させるという意味での「リサイクル」は担ってはいますが、書籍を大切にしようという経営哲学的なところは希薄であると思われます。つまり、「書籍=文化」という考え方をすることは無いということが言えるかもしれません。

【まとめ】専門書を適切に高く買い取ってもらうには

専門書を適切に処分したい、高く買い取ってもらいたい時に、どうすれば良いか?について「チェーン店型古本量販店」と「従来の古書店」を題材に述べました。

まとめとして、漫画や文庫本などの大量消費型一般書の買取についてはチェーン店型古本量販店でも良いかと思われます。

ただし、専門書を売却する際には、専門書を取り扱う専門店である古書店に任せましょう。

専門書を中心に力を入れている古書店においては、その分野のエキスパートであると言えます。本の履歴、由緒はもちろん、現在どれだけ流通する力をもっているかも見極める目を持っています。その点が、最近増え続ける古本量販店がマニュアルで値付けするのとは明らかに違います。安心して専門書を含む蔵書をゆだねられるのは、やはり専門書に力を入れる古書店だと思います。

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