買取品詳細
ジャンル
日本文学、日本史、政治学、哲学、事典、全集、学術文庫、美術書
買取方法 出張買取
お住まい 大阪府高槻市
最寄り駅 JR高槻駅
スタッフからのコメント
大阪府高槻市のお客様から、「専門的な分野を中心とした多くの本を所有しており、今回全て片付けたいと考えているので、出張買取をお願いしたいです。」とLINEにて写真送信のうえでご依頼をいただきました。
高槻市のお客様宅に着くと、早速大量の本が目に飛び込んできました。ラックには本がぎっしりと並び、長い間保管されていたと思われる古書や、ほとんど手を付けられていない新刊、その中には専門的な定期刊行物も数冊ありました。 ほとんど活用されていない本も多かったのですが、長年しまい込まれていた古い本でも、ほとんど傷がなく、驚くほど状態が良かったので、査定額に反映させていただきました。
お客様に評価額をお伝えしたところ、間髪入れずに納得していただけました。また、百科事典や全集など、値が付かないものもありましたが、お客様から引き取りを希望されましたので、同時にお引き取りいたしました。お客様は、お部屋がきれいになったうえで買取ができたことを大変喜ばれていました。当方としても嬉しい限りの出張買取となりました。
そんな今回の出張買取の中から、ご紹介したい本は『カント全集』です。理想社より発行された、イマヌエル・カントの全集です。
18世紀の哲学者イマヌエル・カント(1724~1804)は、現代哲学の基礎を構築したことで有名です。カントの方法論は「ドイツ観念論」「批判哲学」と名付けられ、現在も人々に影響を与え続けています。カントは『純粋理性批判』を通じて、人間の理性の限界を明らかにし、「人間が知りうること」を説きました。
18世紀のヨーロッパにおける科学の黄金時代には、2つの重要な問いに西欧人は直面しました。人生のあらゆる局面は科学で説明できるのか、そしてそのような考え方は人間の原理や自由にとって適切なものなのか。カントは、人間の理性の力を調べるために、理性による誤りの可能性や、対象が知覚に忠実であるという新鮮な視点に立ち、『純粋理性批判』を提唱しました。カントは、考えるとはどういうことなのか、自由で飽くなき思索を現代にも、問いとして投げかけているのです。
カントの教義には、現代人が取り組まざるを得ない困難について熟考するための顕著なヒントが数多く包含されていると思います。一般的には手に取りづらく難解な書でもあるかと思いますが、各人それぞれの解釈も有用だと思われます。興味を持たれた方は、一度手に取られてみてはいかがでしょうか。
売買堂では、専門書の高価買取を積極的に行っています!希少本、古書、特殊装丁本など正確な査定を得意としております。大阪府内、高槻市などの北摂地域はもちろん、関西一円での出張買取に対応しております。
その他、骨董品、美術品、古道具などのお取引も得意としており、買取実績多数ございます。まずは、ライン査定でおおよそのお値段をお伝えすることも可能で、大変ご好評いただいております。お気軽にご連絡くださいませ!